〈男性ホルモンによる遺伝的な薄毛(男性型脱毛症)〉
男性型脱毛症は、男性の10人に1人の割合で発症すると言われ、主に頭頂部と額の生えぎわから起こり、30~40歳代から症状が目立ってきます。原因は遺伝的に男性ホルモンの分泌量が多いほど脱毛・薄毛も多く、男性ホルモンの一種であるテストステロンの影響により、髪の成長を抑制することで早く抜けてしまうのが原因と言われています。また男性ホルモンが影響する薄毛は、遺伝しやすいものとされています。
〈ストレスによる精神的な薄毛(円形脱毛症)〉
ストレスも薄毛・脱毛の原因となります。これは、何の前触れもなく男性・女性、老人~幼子まで誰にでも起こる可能性があります。ストレスによる代謝の異常や筋肉の収縮作用で血管が細くなり、毛根部に栄養分が十分に運ばれなくなることが、髪を育ちにくくなり、脱毛を引き起こす原因のひとつとされています。近年では、自己免疫機能と関係が深いことがわかってきていますが、医学的にはっきりとした原因はつかめていないようです。
〈不衛生が原因の薄毛(脂漏性湿疹)〉
性別、年齢を問わず誰にでも存在する皮膚常在菌の1つに「マラセチア」と呼ばれる真菌(カビ)があります。この真菌が増殖すると皮膚に炎症を起こし、フケやかゆみといった症状を引き起こします。適切なケアを行わないと炎症が悪化し、毛髪の毛穴にまで症状が波及すると毛穴が毛根を保持できなくなり、脱毛を引き起こす危険性が高まるといわれています。
〈バランスの悪い食生活による薄毛〉
日常の食生活において、脂肪分の多いバランスの悪い食習慣を続けていることも薄毛・脱毛の原因といわれています。
髪を健康的に保つには、良質のたんぱく質や、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが欠かせません。髪の毛を構成する主成分はタンパク質です。タンパク質と、タンパク質を運ぶ役割のある糖分、その代謝を助ける補酵素ビタミン、ミネラルなども必要不可欠です。毎日のバランスのとれた食生活が薄毛・抜け毛の予防となります。
上記以外にも大活躍するものとして、亜鉛があります。亜鉛は細胞分裂や再生を助ける効果があり、髪にも大いに貢献しているものです。亜鉛が不足すると髪の毛の成長が遅くなったり、髪自身が細くなることで、切れ毛や抜け毛などの脱毛を起こす原因にもなります。亜鉛不足が体に影響するのを最初に伝えるのが髪の毛です。亜鉛は乳製品や魚、レバー、ブロッコリーなどからも摂取することができますが、「亜鉛」含有のサプリメントで摂ることも良いでしょう。