〈体臭の原因〉
体から発する臭いの原因は、主に「皮脂系」と「汗系」に分けられます。
・皮脂系とは
皮脂系とは、主に「加齢臭」といわれるニオイと、肌から分泌される皮脂の酸化が原因して発生する臭いのことです。また、皮脂腺は女性よりも男性の方が大きく発達しており、皮脂の量も多くなっています。
・汗系とは
汗系とは、発汗箇所の違いにより、2つのタイプに分けられます。
(タイプ1)
ワキの下などから発するツーンとしたニオイです。ワキの下の臭いの原因となる汗は、アクアポリン腺といわれる汗腺から出ており、耳や陰部などに分布しています。この汗腺は、女性よりも男性の方が発達しています。
(タイプ2)
足の裏などから発するムレた臭いです。この臭いの原因となる汗は、エクリン腺といわれる汗腺から出ています。この汗腺は全身に分布しています。
いずれのタイプも、体臭が発生する要因は、女性よりも男性の方が多いものとなっています。
〈フェロモン〉
体臭の要素のひとつとして、「フェロモン」があります。これは、動物の体内で作られ、体外に分泌・放出され同じ種類の動物に各種の刺激反応を起こさせる化学物質のことです。簡単にいうと男女を惹きつけるための天然の香水のようなものです。
また、このフェロモンが男性ホルモンや女性ホルモンの作用により、男女の臭いの差となる要因となっています。現代人は、臭いに敏感過ぎるため、「男臭い」=マイナスの要因となってしまいますが、自然界では子孫を増やすために必要な要素のひとつとなっています。
〈自己恐怖症〉
現代社会人の特徴の1つとして臭いに敏感なところがあります。その根拠たるものに、消臭剤やアロマをはじめとする「ニオイ」対策のデオドランド商品が数多く出回っていることがあります。また、自分から出ている臭いが気になり、人と係われなくなることで社会生活に支障をきたすケースもあります。実際はさほどでもないのに、自分のニオイが原因で、周りの人に避けられていると思い込んでしまう症状の人がいます。この症状を「自己臭恐怖症」といいます。
この症状は、思春期である10~20代に多く、些細なきっかけから、思い込みが増幅させていく傾向があります。また、思春期では一過性の場合も多く、知らぬ間に気にしなくなることもありますが、社会生活に支障をきたすケースとなった場合には、精神科医に相談するなど1人で悩みを抱え込まないようにしましょう。
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